ミャンマーは民主政権になってから、ますます世界からの関心が高くなっています。外国企業が次々と進出する中、ホテルや外国人向けの住宅、オフィスなどの需要が高まっています。もともと数が少ないため、物件価格が急騰しています。1ベットルームの外国人用サービスアパートの賃料は2010年では700米ドル前後でしたが、2015年では2500米ドルと4倍近く値上がりしています。2010年前後では外国人が増えると見込んでいて、ヤンゴン市内ではアパートメントやホテルなどが次々と建設され、現在はやや過剰気味になっています。そのため、物件価格は落ち着いてきて、やや下落傾向が見られました。それでも、ヤンゴン市内では、3LDK200㎡前後物件は月2500~3500米ドル前後の値段となっています。ミャンマーに進出したくても、オフィス賃料や駐在員の住居費が極めて高く、その関係で躊躇する企業も出ています。
ミャンマー人が普通に暮らす物件を外国人が借りることもできますが、古い、エレベーターがない、停電時の対策がないといったようないろいろな問題もあります。
また、ミャンマーでは外国人が不動産の購入を禁じられていましたが、今年(2019年)の年内に、アパートメント法が改訂される予定です。それによって、外国人はアパート全体の40%までを占める住居数を購入することができるようになります。
対外開放することによって、中国マネーが一気に流れ込む事も予想されるので、不動産価格がこれからますます高くなる可能性も否定できないです。